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Notes on Blindness

      2016/07/22

盲目になることで新たに見出したジョン・M. ハルの光と音の世界

Notes on Blindness

Notes on Blindnessは、両目を失明した小説家で神学者であったジョン・M. ハル(John Hull)がどのように日々の中で考え環境を感じていたかをVRの世界で再現し、多くの人がその体験を共有できるように制作された作品。

「Kaleidoscope VR Film Festival」の中でも "Best experimental experience" に選出された選び抜かれた作品。

音声で録音されていた失明してからの体験を元に作られており、そこには見たことのない音とリンクした光の風景があらたな価値観を彼の日常にもたらしている。

この体験はただの疑似体験ではなく、言葉に出来ないようなリラックス感と味わったことのないような境地を垣間見せてくれる、これは知らない自分と出会う旅でもあると感じた。

コンテンツタイトルNotes on Blindness
ハードウェアgalaxys7edge
提供元ARTE Experience
日本語対応
ゲームパッド
価格0円

良かった点

VRってこんなことも体験できるんだ!束の間の体験でいつもの風景が少し違って見えるようになったみたい。

イマイチな点

6章あって一つ一つが充実しているので、出来れば少し時間があるときにゆっくりと体験するのがおススメ。
総合評価:

レビュー

世界中で多数の賞を受賞した本作はアートシーンでも2016年注目の一作だ

Notes on Blindness

これほどの作品がどうしてフリーかといえば、ひとえになるべく多くに人にこの作品を体験してほしいからということに他ならないだろう、プライスレスな愛情を感じる暖かな作品

語りはすべて英語で行われていく。イギリスの作家なので英語は若干聞き取りにくいかもしれない、また中学生レベルの英語だと、理解不能な部分もかなり多いだろう。ただそこは洋楽を聴くように楽しむことが出来るうだろう、フレーズと光を耳と目で直感的に楽しむのでも十二分に感動できる。

英語を学習中の人には、良い英語の教材としても活躍するだろう。動画でもあがっているので、そちらで言葉をストップしながら確認することも可能だ。

人はざわめき、駆け回り、新聞を読む。雨粒は食器を鳴らし、風は誰もいないブランコを揺らす。光はポエムを歌い、歌は光を集め、私たちはその中心で日常から切り離され見たこともない世界にひとたび驚き、徐々に溶け込みリラックスしていく。アートの歴史が塗り替えられていく瞬間を体験して!

シンプルに音に集中することで新しい世界が見えてくる

Notes on Blindness

操作は非常にシンプル、ナンバーに見つめてタップし順番に見進めていくのも良いし、一つ一つの章がまるで別の曲のように独立して楽しめるものなので、好きなものを好きなだけ体験するのも良いだろう。

とにかく心を沈め音がする方向に目を向けてみてほしい。するとそこにはジョン・M. ハルの感じた光の世界が広がっている。

「3.On Panic 」のパートで突然足跡を見失ってしまうことがあるかもしれない、そのときには前だけではなく辺りを見回してみよう。

サラウンドの効いた環境音がひとつの大きな鍵になるのでなるべく良いヘッドフォンで体験することをお勧めします。

ゲームの流れ

Notes on Blindness

タイトルに視点をあわせタップすることでそのシーンに移動する。

Notes on Blindness

冒頭に出てくる文章は比較的読みやすいので目を向けてみよう。

Notes on Blindness

前方だけではなく360度で様々なドラマが展開されていく。その時々で違うストーリーが見えてくるだろう。

Notes on Blindness

有機的な光の動きが様々な模様を作る、それは視点の動きに反応しているので、そのときだけにしか見ることの出来ない光の形だ。

Notes on Blindness

リラックスしヘッドフォンをセット、さあ新しい体験をスタートしよう。

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Writer:anthony10000000 VRによって得られる没入感と満足感は想像以上、これからどんな体験ができるのか役立つ情報をここからシェアしていきたいと思っています。

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