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【HTC VIVE】VR Slugger: The Toy Field ~野球盤らしい要素の追加と体感の向上が新規性につながるVRバッター体験

      2017/07/11

総合評価:C

タイトルVR Slugger: The Toy Field (VRスラッガー:ザ トイフィールド)
ハードウェアHTC VIVE
提供元Poly Poly Games
ジャンルスポーツ
マネタイズ1180円(売り切り型(追加課金なし))
配信先このアプリをダウンロードしにいく

VR Slugger: The Toy Field (VRスラッガー:ザ トイフィールド)ゲーム画像

体感性:SEによる演出やバットから得られるフィードバックが弱く体感が浅い(評価:B)

・右コントローラーのみの使用で、バットを振り回す等してもトラッキングの不安定さは感じなかった。

・ボールを追ってルームスケール内を動き回ってのバッティングも快適であった。

・体感の要である、バットにボールが当たった際のコントローラーからのフィードバックが弱いことが、ゲーム全体の体感に対して物足りなさを感じてしまうことにつながっている。また当たった際のボールのスピードとフィードバックが連動していないため、ボールの飛距離に対して違和感を感じてしまう。

・SEの位置の演出があいまいで、視覚情報と一致する感覚が得られず、ゲーム全体の体感を、浅いものにしてしまっている。

体感価値:野球盤や魔球といった演出が体感につながればより印象的なコンテンツになる(評価:C)

・右手のコントローラーを振るだけの簡単な操作は、物足りなさを感じなくはないものの、説明不要で、年齢を問わずVRを楽しめるという良さがある。

・野球盤を再現した、ということでVR空間には、3Dで表現されたオブジェクトと2Dで表現されたオブジェクトが混在しており、非現実的な面白さにつながっている。

・コミカルな魔球がしばしば繰り出されアニメをのワンシーンを体験しているようでうれしい演出だ。体感が伴えば、新規性にもつながっていくだろう。

・パズルモードとタイムアタックモードという二つのモードからプレイヤーは好みのものを選べるものの、どちらも右手のコントローラーで飛んでくる球を打つだけのシンプルな展開のため、プレイヤーがゲームプレイに飽きてしまいやすい。

・球がゆっくりで、バットをヒットさせやすいものの、それに対するフィードバックが弱く均一であるため、ゲームプレイに対する満足度を下げてしまっている。

独自性・新規性:独自性をプレイヤーに与えるためには野球盤らしい要素の追加が望ましい(評価:D)

・野球盤を再現し、おもちゃの世界に迷い込んんでのゲームプレイは、VRが活かされた独自性のある設定であるといえるものの、実際にゲームした際に、野球盤でプレイしている、という感覚を得られる要素が少ないため、新しい体験につながっていない。

VR酔い:酔いにつながる要素はほとんどない。(評価:A)

振動:該当現象がほぼ発生しなかった
回転:該当現象がほぼ発生しなかった
明滅:該当現象がほぼ発生しなかった
加減速:該当現象がほぼ発生しなかった
移動:該当現象がほぼ発生しなかった
画面切り替え:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた

押さえておくべきポイント:ヒットの体感を印象的なものにすることで全体の物足りなさが解消される野球盤バッター体験

「VR Slugger: The Toy Field」はVR内に再現された野球盤で最強のスラッガー(長距離打者)を目指すスポーツアクションゲーム。

操作は右手のコントローラーをバットのようにボールに向かって振るのみ、またルールやゲームモードも簡単なため、年齢を問わず楽しむことができる。

ハンドトラッキング、ヘッドトラッキングともに良好で、ルームスケール内をボールを追って動き回る体験を快適なものにしており、それによりバッティング体験にストレスを感じることがなかった。

定点でのプレイのみのため、酔いに繋がりうる事象自体が画面切り替え以外発生しない。
酔わずに楽しめるコンテンツである。

ボールがバットに当たった際のコントローラーからのフィードバックが弱く、衝撃からボールのスピード感を得ることができない。そのためプレイヤーのヒットしたことへの満足度やゲーム全体の体感価値を下げてしまっている。

パズルモードとタイムアタックモードが用意されているものの、どちらも右手を使ってボールを打つゲームで、ゲームプレイの幅が広がっておらず、全体を単調なものに感じてしまう。

フィードバックを強めることや、SEからオブジェクトの位置を感じられるようにすることで、シンプルながら印象的な体感の得られるコンテンツになるのではないだろうか。

筆者の感想

-- スポーツゲームがあまり得意ではないプレイヤーにとって、バットをボールにあてることができるという体験は、現実離れしている、と言っても過言ではないと思います。

それだけに、シンプル過ぎると感じるようなこのゲーム、実は体験すると嬉しいプレイヤーがたくさんいると思います。

SEや触覚フィードバックの強化や、価格と内容のバランスを熟考することがプラスにつながると思います。--

 

 

マーケット状況

Steam

リリース当日執筆当日
レビュー数2(好評2:不評0)2(好評2:不評0)

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Writer:anthony10000000 VRによって得られる没入感と満足感は想像以上、これからどんな体験ができるのか役立つ情報をここからシェアしていきたいと思っています。

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