VRニュースメディア VR Inside

VRの未来を創る
ビジネスメディア

【HTC VIVE/Oculus】The SoulKeeper VR〜コントローラーを振って魔法を放つ!精緻に作りこまれたダークファンタジーの世界観

      2017/09/01

総合評価:B

タイトルThe SoulKeeper VR(ザ ソウルキーパー VR)
ハードウェアOculus Rift, HTC VIVE
提供元HELM Systems
ジャンルRPGアクション
マネタイズ3980円(売り切り型(追加課金なし))
配信先このアプリをダウンロードしにいく

The SoulKeeper VR(ザ ソウルキーパー VR)ゲーム画像

体感性:ダンジョンの作り込みはサウンド、CG共に素晴らしい仕上がり!視線方向の切り替えがスムーズならばなお良かった(評価:C)

・魔法を繰り出すためのモーションを入力する際、激しくコントローラーを振っても遅延が生じない。手の角度によってはモーションが正確に認識されない場合があるが、気にならない程度で問題ない。

・古城のダンジョンを構成する、岩肌や金属などテクスチャのクオリティが高く、細部に至るまでよく作り込まれていた。画面は全体的に暗さが目立つが、クリーチャーの姿は十分認識することが可能で、ゲーム進行に支障をきたすほどではない。

・中世ヨーロッパ風のダークファンタジー的世界観にマッチしたサウンドが製作されており、没入感を高めている。また魔法を放ち、対象にヒットした際のサウンドも爽快感を感じさせるものに仕上がっている。

・座った状態でプレイすると、ゲーム内の視点が床すれすれで固定されてしまい、VR酔いの原因となるためおすすめできない。このため立った状態でプレイせざるを得ないのだが、座った状態でも快適にプレイできるよう視点位置を初期設定の段階で調整しておけば、よりユーザーに親切な設計になったのではないだろうか。

・視線方向の切り替えはコントローラーのパッドを回して行うが、45°毎にしか切り替えができず、スムーズにいかない。移動しつつ切り替えるという動作を連続で行なう場合、VR酔いの原因となりかねず、改善が求められる。

体感価値:グラフィックの圧倒的な完成度と、VRゲームの特性を活かした戦闘システム!(評価:B)

・既存のVRゲームと比較して、本作はグラフィックの完成度という点において特に抜きん出た仕上がりとなっており、雰囲気たっぷりの重厚な古城を実際に冒険している気分にさせられる。この臨場感はVRでなければ決して味わえなかっただろう。

・ハンドコントローラーを使用し、自分の手で魔法の発動とキャストを行うという戦闘システムのアイデアは、VR空間内でリアルタイムで戦っているかのような緊張感をユーザーに呼び起こさせる。ジェスチャーの入力パターンも「コントローラーを上下に振る」などシンプルで、戦闘時に無駄に混乱することが無く、Good。

独自性・新規性:ダークファンタジーの世界観を表現しきったグラフィッククオリティ(評価:B)

・ダークファンタジーをテーマとした作品はこれまでにも数多くリリースされてきた。しかし現時点までにリリースされているVRゲームの中では、本作はトップクラスのグラフィッククオリティを誇っている。暗く重たい世界観を表現しきっており、ダークファンタジーが好きな人にとってはたまらないだろう。

・魔法を発動するための「呪文詠唱」をハンドコントローラーのジェスチャー入力によって行えるようにシステムに組み込んでいる点が良かった。VRゲームならではの戦闘システムに仕上がっている。

VR酔い:移動時に酔いが発生している。(評価:C)

振動:該当現象がほぼ発生しなかった
回転:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
明滅:現象発生時、若干違和感を感じたが、ある程度快適にプレイできた
加減速:該当現象がほぼ発生しなかった
移動:現象発生時、酔いを感じる場面が多く、プレイに支障が出た
画面切り替え:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた

押さえておくべきポイント:アーリーアクセス版ながら作品の今後の展開に期待を持たせるには十分!ただしVR酔いのための対策が何かしら講じられる必要はある

「The SoulKeeper VR」はダークファンタジーVRゲーム。ハンドコントローラーを使用した剣や魔法によってクリーチャーを攻撃し、ダンジョン最深部を目指して進んでいくといった内容になっている。

これまでにも述べてきたが、本作の特徴は大きく分けて2点ある。

1つめは「ハイクオリティな美麗グラフィック」、もう1つはハンドコントローラーを使用した戦闘システムの完成度」だ。

重々しい世界観に見合う、十分なグラフィックのクオリティと、リアルタイムで進行する戦闘にプレイヤーが能動的に参加できるよう設計された戦闘システムによって、十分な没入感がプレイヤーにもたらされる。

単に雰囲気作りが上手くいというだけでなく、アクションゲームとしても十分楽しめる作りになっている点は見事。

しかし一方で、アーリーアクセス版ということもあり課題点も多数見受けられる。

筆者が個人的に問題だと感じたのは、「現状では移動時、視線方向の切替時にVR酔いが起きかねない」ということ、また「ゲーム開始時のイントロダクションが非常に少ない」ということだ。

前者に関しては先に述べたように、「全体的に低めの視点設定」と「滑らかにいかない視線方向の切り替え」が問題だ。酔いの発生には個人差があるが、少なくともこれらの点に関しては快適とは言い難いシステム設計になっている。

また後者については、例えばジェスチャーの入力方法などについて一切説明が無いということ。

海外のゲームにはよくあることなので(ある意味では)取り立てて言うほどのことではないのかも知れないが、このゲームを初めてプレイした人は困惑するのではないだろうか。筆者もジェスチャーの入力がわからずに立ち尽くしていたところ、やってきたトロールに為す術無く倒されるというパターンを3回繰り返してしまったので、個人的には何かしらの改善案がほしいところだ。

マーケット状況

Steam

リリース当日執筆当日
レビュー数50(好評27:不評23)52(好評31:不評21)
https://youtu.be/5i0Cx_ESFmA

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

vrbank

Writer:vrbank これからますます発展すると予想されるVR。コンテンツだけでなくその技術についても非常に気になっている技術系卒です。

SHIFT

評価・レビュー協力企業:株式会社SHIFT 「すべてのソフトウェアにMade in Japanの品質を」をコーポレートビジョンに掲げるソフトウェアテストの専門企業で、幅広い領域の高品質なソフトウェア製品の開発をサポートしています。
新たな技術としてその躍進が注目されるVRの領域でSHIFTが目指すのは、「仕様通りに動く」だけでなく「ユーザーが安心して快適に楽しむことができる」高品質なコンテンツの提供です。
サービス詳細に関するお問合せはコチラ

  関連記事