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【HTC VIVE】Serious Sam VR: The First Encounter〜往年の名作FPSをVR化。リアリティより爽快感とインパクトを超重視した衝撃FPS

      2017/04/20

総合評価:B

タイトルSerious Sam VR: The First Encounter(シリアス サム VR:ファースト エンカウンター)
ハードウェアHTC VIVE
提供元Croteam VR(開発) 、Devolver Digital, Croteam(販売)
ジャンルFPSシューティング
マネタイズ3980円(売り切り型(追加課金なし))
配信先このアプリをダウンロードしにいく

Serious Sam VR: The First Encounter(シリアス サム VR:ファースト エンカウンター)ゲーム画像

体感性:原作通りの操作性だとVR酔いは非常に起こりやすい(評価:C)

テレポート移動とパッド移動が選べ、原作と同じスタンスで遊ぶことも可能。

コントローラーとハンドコントローラーどちらでも遊べる。

トラッキングは結構雑であり、原作同様の移動方式では激しくVR酔いを起こしやすい。

体感価値:爽快感の高い名作FPSを美麗化にリメイクし、VRでプレイすることができる。(評価:C)

・エジプトを舞台にした悪ノリが激しいFPSの始祖をVRで体感できる。

・現実を超越した動作が可能。

・多彩な武器が選べ、原作と違い異なる武器での二刀流も可能。

・ハンドコントローラーの振動・反動はあるが、グラフィックは古めかしく、リアリティ・VR没入感は薄い。

独自性・新規性:二刀流と滑稽なまでにワルノリの激しい世界観を堪能できる(評価:B)

多彩な武器、ツッコミどころ全開な敵キャラなど、歴史的な名作FPSをVRで体現できる。

VR酔い:移動時に酔いの発生がある。(評価:B)

振動:該当現象がほぼ発生しなかった
回転:現象発生時、若干違和感を感じたが、ある程度快適にプレイできた
明滅:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
加減速:該当現象がほぼ発生しなかった
移動:現象発生時、一部、酔いを感じる部分があったが、プレイはできた
画面切り替え:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた

押さえておくべきポイント:歴史的名作だが、現代のユーザーにはやや敷居が高い側面も

本作、「Serious Sam VR: The First Encounter」は、人類の未来を託された世界一勇敢な男、サム“シリアス”ストーンが、古代エジプトを舞台に、大量のモンスターを銃火器でなぎ倒す爽快感を超重視した1人称シューティングアクション。

本作は2001年クロアチアのCroteamによって開発された「Serious SamThe First Encounter」をVRに移植したものとなっている。

その荒唐無稽なほどなギャグテイストと、多彩な武器、ツッコミどころ満載とも言える敵キャラクターの数々の衝撃度は非常に高く、これでもかと湧いて出る敵キャラを大量の重火器で薙ぎ払う爽快感はDOOM(1~2)やQuakeに影響を与えたとも言われ、数々の賞を受賞した。

VRに対応作「Serious Sam VR: The Last Hope」は、移動などはなく同じ場所で敵を迎え撃つ形式であったが、本作は原作をほぼそのまま踏襲し、VRに移植した形となっている(重火器のリロードを廃止したりと幾分の調整がなされているようである)。

80種を超えるシークレットと15種の広大なエジプトレベル、5段階の難易度設定を含むシングルプレイヤーに加え、最大16人プレイ可能なCo-opキャンペーン、Co-opサバイバル、デスマッチやチームデスマッチを含む対戦マルチプレイヤーといったコンテンツを同梱する新作で、最新のSerious Engine 2017を利用している(とはいえ、グラフィックは超美麗、というわけではない)。

Xbox Oneのコントローラーでのプレイや、ハンドコントローラーで、VR酔いが起こりづらいテレポート移動と、自由に移動できるタッチパッドを使ったスライド方式でのプレイスタイルを選ぶことができる。

特に、テレポートはタッチパッドの中心部を押してポインターで座標を指してその場にテレポートする形式と、外周部を触るとその方向に直接ワープできる二方式を採用。

これにより緊急回避が行え、オプションではテレポートの移動距離やタッチパッドの移動速度も設定できるため、綿密に動作が行える。

Steam Storeの感想は「非常に好評」であるが、原作通りのスピード設定でパッド移動をしようとすると、VR酔いを頻発してしまうことは否めず、かといってテレポート移動をしようとすると、原作同様のプレイ感は損なわれてしまう。

原作ファン、あるいはFPSの熱心なファンではない新規ユーザーにとっては、3980円は敷居が高いと感じるかもしれない。

とはいえ、FPS界に大きな衝撃を与えたセンセーショナルなタイトルであることは間違いない。

筆者の感想

悪ノリ、といったら他の悪ノリが霞むほどの爽快感溢れるバカゲーシューティング「シリアス サム」シリーズ第一作がVRに対応!

「爽快撃ちまくりFPS」を自称するほどの、かつてのアーケードゲームのような荒唐無稽さはそのままに、ムキムキガチムチなキャラクター、リアリティよりもインパクトだけを追求した重火器の数々…意味不明な見た目のエネミーの数々…本作がなければ筆者の愛好する愛と正義のバカゲーTPS「地球防衛軍」シリーズ( ©ディースリー・パブリッシャー)もなかったのではないか…。

敵が最初っから生首を持ってたり、血が吹き飛んだりとややグロテスクなきらいはあるが、多彩なオプション、綿密に設定できる操作体系など、原作に対するかなりのリスペクトをもってつくられたことは確かである。

とはいえ、酔いやすいのは否めないので、プレイする際は、まずはハンドコントローラーでテレポート移動をして慣らすのを強くオススメしたい。

マーケット状況

Steam

リリース当日執筆当日
レビュー数16(好評12:不評4)249(好評205:不評44)

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Kyosuke Takano

Writer:Kyosuke Takano 1984年生まれ。多感な時期にファミコンから家庭用ゲームの黎明期・黄金期を体験して過ごす。ゲーム音楽に多大な影響を受けたギタリストでもある。

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