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【HTC VIVE】Chocolate ~ 360°動画と違ったまったく新しいアニメーションそして、音楽体験を楽しめ、未来の音楽プロモーションの形も予見できる未来を感じるアニメコンテンツ。

   

総合評価:B

タイトルChocolate(チョコレート)
ハードウェアHTC VIVE
提供元Gentle Manhands(デベロッパー) Viacom NEXT(パブリッシャー)
ジャンル動画(アニメーション・カートゥーン)
マネタイズ298円(売り切り型(追加課金なし))
配信先このアプリをダウンロードしにいく

Chocolate(チョコレート)ゲーム画像

体感性:滑らかに動くきれいなグラフィックがキャラクターやオブジェクトにリアリティを与え、没入感を高めてくれた。(評価:B)

・トラッキングに違和感や遅延は見られず、モーションコントローラー、HMDの両方のトラッキングが安定してVR空間上に反映されていた。

・解像度が高く、美しいグラフィックだが、フレームレートも安定し、なめらかに動くキャラクターやオブジェクトが実態感を与えてくれた。

・オブジェクトに触ったり、自由に飛ばすことが出来るインタラクションが用意されていて、触れた際には映像だけでなくモーションコントローラーのリアルな振動での演出で没入感を高めてくれた。

体感価値:思わず踊りたくなるようなVRを用いた音楽体験を楽しめるが、体験時間が3分程度と短く、曲数の追加をするだけでも評価が動いたのではないだろうか。(評価:C)

・一方的な映像体験としての印象が強い360°動画のコンテンツとは違い、ユーザーの動きがそのまアニメーションに影響を与える音楽PVの未来を感じるような作品で、体感価値を大いに感じさせてくれた。

・思わず踊りたくなるようなハイテンションなバックミュージックに、キュートなキャラクターが盛り上げてくれ、自分自身のキャラクターがVR内の鏡で映し出されているので、プレイ中音楽に合わせてついつい踊ってしまうだろう。

・体感時間が3分前後と短く、コンテンツ自体の値段である300円に釣り合わないような印象を受ける。エンジンや骨組み自体はそのままに、曲数を少しでも追加してやれば評価が変わったのではないだろうか。

独自性・新規性:360°動画と大きく差をつけるインタラクションのあるまったく新しい音楽と映像体験。今後このような音楽プロモーションは増えたら楽しくなりそうだ。(評価:B)

・360°動画と大きく差をつけるインタラクションのあるまったく新しい音楽と映像体験。今後このような音楽プロモーションは増えるかもしれないという将来性も感じさせてくれる未来と希望を感じるVRコンテンツである。

VR酔い:映像と音楽を楽しむコンテンツのため、演出で事象の発生は多いものの、基本的に酔わずに視聴可能である。 ただ、手元のコントローラーが激しく明滅するタイミングで、それを自分に向けると違和感を感じる傾向にあるので、プレイ中注意が必要だろう。(評価:B)

振動:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
回転:該当現象がほぼ発生しなかった
明滅:現象発生時、若干違和感を感じたが、ある程度快適にプレイできた
加減速:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
移動:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
画面切り替え:該当現象がほぼ発生しなかった

押さえておくべきポイント:インタラクションがあり、360°動画ともVRゲームとも違うまったく新しいアニメーション体験を楽しめる将来性も感じるコンテンツ。

「Chocolate」はVR空間上で360度キャラクターたちが踊って盛り上げてくれる音楽プロモーションビデオの様なVRアニメーションのコンテンツである。

360°動画と大きく違いを感じるのは、360度動画には視点を自分で変えることが出来るインタラクションがあるものの、映像内のキャラクターやオブジェクトに触れることはできず、インタラクション不足という点でどうしても没入感を損なってしまう。

「Chocolate」ではキャラクターやオブジェクトに触れることが出来るので一方的な360度動画よりも多くの充実感と没入感を感じた。

体感性は安定したトラッキング、そして美しいグラフィックに加えて、それらがフレームレートが低下しカクつく事もなく、なめらかに動くので酔いや違和感を感じることもなく心地よくVRの世界に入り込むことが出来た。

奇麗でなめらかに動くだけでなく、物理演算をうまく使いキャラクターが現実世界に近い「重さ」や「柔らかさ」さえも感じられるようなリアルなモーションで動く為、キャラクターに実態感があり、デザイン自体はファンシーでリアルとはかけ離れたものにはなっているがリアルにそこにいるかのような実体感を感じさせた。

これらの要素は奇麗でファンシーな世界観に現実世界に近い形で入り込むという夢の様な話を、VRで再現することにより充実感を与え、VRの体感価値としてもつながってくる。

前記したように一方的な映像体験である360°動画とは違い豊富なインタラクションがコンテンツ内に多く存在する。

モーションコントローラー、そして視点操作の動きはVR空間内のキャラクターやオブジェクトに影響を与えそれらは映像だけでなく、リアルな振動での再現で没入感も高めてくれた。

インタラクションが多いまったく新しい映像、そして音楽ビデオの新しい可能性として独自性を大いに感じ、今後このような形態の音楽プロモーションないし、アニメーション体験は増えていくのではないかと期待できる。

総評としては、steam内での唯一の不評のストア評価でも触れられているように300円という値段に対して、2分程度で終わってしまい、所謂映像コンテンツな為、リプレイ性がないという弱点でボリューム不足を感じてしまう点が弱点としてある。

しかし、それを差し引いても、映像に触れ、登場人物の一人として参加できる目的があるゲームとも違うまったく新しいアニメーション体験は今後のVRを使ったアニメ表現や、音楽プロモーションビデオの新しい形態としてとても注目出来ると感じた。

筆者の感想

本作の様なVRでのアニメーション作品や音楽プロモーションビデオの様な作品は、手のない首だけ動かせる「ただのカカシ」になっているような気分になる一方的で退屈なコンテンツだと思っていました。

本作では、モーションコントローラーを使った手の動きのトラッキングやVIVEのルームトラッキングをうまく使い、登場人物の一人として、アニメーションに参加できるようになっていて充実した時間を過ごせました。

VRコンテンツにありがちな半透明な手が表示されるのではなく、自分自身がキャラクターとしてVR空間内に登場するので、思わず踊りたくなるようなポップミュージックも相まってついつい踊ってしまうVRコンテンツでした。

とても楽しい音楽、そしてアニメ体験が可能になったVRのポテンシャルを感じさせてくれて、今後の音楽プロモーションや、アニメーション表現の明るい未来も感じさせてくれます。

このような作品がもっともっと増えたらいいなと個人的に思いました。

マーケット状況

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1ch

Writer:1ch フラッシュ黄金期にゲームや映像に魅せられ、趣味でバンドのミュージックビデオや映像を作成しながら音楽も作っていたりしています。 芸術、文化、社会的な側面からVRという新媒体を見守り、新しい情報やゲームを紹介していきます。

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