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【HTC VIVE】Front Defense ~ ゲーム内の移動がなくやや不自由を感じてしまう点をどうにかできればシューティングとしては文句なしの出来栄え!

      2017/08/06

総合評価:C

タイトルFront Defense
ハードウェアHTC VIVE
提供元Fantahorn Studio(開発元)VIVE Studios(販売元)
ジャンルFPSシューティング
マネタイズ1980円(売り切り型(追加課金なし))
配信先このアプリをダウンロードしにいく

Front Defenseゲーム画像

体感性:グラフィック設定で体感性を維持できるように設定されている。ルームスケールの設定も細かくできたらさらに改善でき、より良いプレイ環境を構築できるだろう。(評価:C)

・グラフィック設定でグラフィックのクオリティーを細かく設定できるので、PCのスペック差によるフレームレートの低下を抑え、体感性を下げないように設計されている。

・ルームスケールのサイズも設定で変更できるのだが、設定されているルームスケールがやや広すぎる為、部屋が狭い状態で遊ぶと壁などにぶつかり現実に戻されてしまう。

体感価値:定点のみでのプレイから移動を追加するだけでもゲームに奥行きが出るのでそういったステージを用意するのもいいかもしれない。(評価:C)

・リアルな銃撃音やモーションコントローラーで臨場感を盛り上げてくれ、第二次世界大戦をモチーフにした戦闘を楽しめるミリタリーファンはもちろんFPSファンにはたまらない作品。

・ステージが3ステージと乏しく、どれも定点から180°の方位から現れてくる敵を迎え撃つだけの単調になりやすいゲーム性で、移動出来る様にしたり、ステージによって全く違ったシチュエーションや武器で戦えたらリプレイ性が向上するだろう。

独自性・新規性:第二次世界大戦を題材にした本格的なFPSは人気があり沢山あるが、VRのFPSは珍しいかもしれない。(評価:B)

第二次世界大戦を題材にした本格的なFPSは人気があり沢山あるが、VRのFPSは珍しく、武器や街並みなども当時の雰囲気を持っていてリアルに再現されている。この点には独自性を感じた。

VR酔い:定点でのプレイが主体のため、酔う要素はほとんどない。(評価:A)

振動:該当現象がほぼ発生しなかった
回転:該当現象がほぼ発生しなかった
明滅:該当現象がほぼ発生しなかった
加減速:該当現象がほぼ発生しなかった
移動:該当現象がほぼ発生しなかった
画面切り替え:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた

押さえておくべきポイント:WW2題材の本格的なVRのFPSコンテンツのボリューム不足を補い、体感性をさらに向上させれば独自性もあるので話題性で売り上げを伸ばすことが出来はず!

「Front Defense」はVR空間上にリアルに再現された第二次世界大戦の戦場を舞台に180°方位で迫りくる敵を銃やグレネード、機銃などで迎え撃つ、タワーディフェンス型のVRFPS(ファーストパーソンシューティング)だ。

プレイヤーの前方には塹壕が設置され壁に隠れながら撃ったり、機銃を使ったり、塹壕内にある武器を自由に取り換え使用して戦うとが出来る。

体感性は、安定したトラッキングやグラフィックで高い体感性を誇っている。

また、グラフィックに関してはPCのスペックによってフレームレートが低下して、動きが鈍くなり体感性を落とす場合がある。この可能性を回避できるようにユーザーが自由にグラフィックのクオリティを自由に調節できるようになっていた。

これにより、ユーザーは自分のPCにマッチしたグラフィックで遊べるのでフレームレートの低下やそれに伴う画面上の揺れやかく付きを抑え、自分のPC環境に合わせて快適にプレイできる。

体感価値は、独自性の点にもつながる、VRで初といっていいほど珍しい第二次世界大戦を題材にしたVRゲームだという点や、武器を撃った際に生じる振動や音の演出がリアルで、本格的な銃撃戦を楽しめる点が非常にVRゲームとして評価が高い。

しかし、ステージが3ステージのみで定点のみで移動のないゲーム性などはゲームを単調にしてしまい、リプレイ性やゲームボリュームにおいて、ほかのVRFPSに劣ってしまっている。

ステージの追加やテレポート移動などバージョンアップで増やしていけば、さらに評価を上げることが出来るはずだ。

総評としては、FPSやミリタリーファンにもウケがいいWW2を舞台にしたVRFPSということでこれから話題性も高くなりそうな本作であるが、せっかく話題になっていてもコンテンツ自体があと一歩という出来ではユーザーが離れてしまうので、話題の波に乗り、高いセールスを記録するにはコンテンツ強化は必須であるといえる。

筆者の感想

本作はVRで楽しめる本格的なVRのFPSタイトルでした。

VRのFPSの多くは、そのデバイスの持つ雰囲気とのマッチからか、SFものと、VRの高い緊張感を売りにしてホラー要素を混ぜたようなゾンビモノのFPSが多く本作の様にWW2を舞台にした作品は筆者は初めて目にしました。

プレイしてみて思ったのは、実際にWW2でも使われ、映画にも良く登場するトンプソンが出てきたり、敵や味方兵士の兵装も当時のものを再現しているようで高い没入感で楽しめました。

最近では未来形のSFチックなFPSタイトルがVRのみならず増えてきていて、それのカウンターとしてバトルフィールドの新作では第一次世界大戦を、コールオブデューティの次回作では第二次戦を舞台に出すということで多くのFPSプレイヤーから賞賛を受けています。

それだけ、多くのミリタリーマニアやFPSプレイヤーにとっても意味のあるジャンルだといえ、実際に起こった大きな世界大戦をゲームの舞台にするのはそれだけで話題性があります。

しかしながら話題性だけではゲームはうまくいきません本作は細かい点でほかのFPSタイトルに劣る点が目立ってしまっています。

仮にもし、本作が「Arizona sunshine」や「Raw data」のぐらいの高い完成度であればもっと多くのセールを望めたかもしれません。つかみはばっちしなので非常に惜しいタイトルだと感じました。

マーケット状況

Steam

リリース当日執筆当日
レビュー数17(好評16:不評1)29(好評23:不評6)

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1ch

Writer:1ch フラッシュ黄金期にゲームや映像に魅せられ、趣味でバンドのミュージックビデオや映像を作成しながら音楽も作っていたりしています。 芸術、文化、社会的な側面からVRという新媒体を見守り、新しい情報やゲームを紹介していきます。

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