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【HTC VIVE】Chess Ultra ~ チェスゲームとしては高品質なのでVRコンテンツとしての充実度を改善すればさらなるヒットも狙える

      2017/07/13

総合評価:C

タイトルChess Ultra (チェス ウルトラ)
ハードウェアHTC VIVE
提供元Ripstone
ジャンルシミュレーター
マネタイズ1280円(売り切り型(追加課金なし))
配信先このアプリをダウンロードしにいく

Chess Ultra (チェス ウルトラ)ゲーム画像

体感性:操作性やグラフィックが安定しない点を調整すれば体感価値が上がり、プレイ時間が伸びるだろう。(評価:E)

・ゲームを始めるとPCモニターで遊ぶ非VR版の「Chess Ultra」と同様のUIのタイトル画面でゲームルールなどの選択をする点はVR向けの直感操作できるUIに変更するだけでも操作感や体感性が向上し没入感が上がりそうだ。

・トラッキングには不具合は見られなかったが、グラフィックの解像度が非VR時のものをそのままVRにしているようで処理遅れや低フレームレートになる場面も多くみられ、体感性を損なう。これはVR向けにチューニングしたり、グラフィック設定を細かく選択できるようにするなどのアップデートが必要だと感じた。

・VIVEの立ってプレイするスタイルに対し、本作はチェス盤の高さは座ったときの高さに設定されているので違和感を感じる。ゲーム開始前に椅子に座る指示や、たってもプレイできるように調整するだけで没入感が出てくるようになるだろう。

体感価値:チェスのゲームとしては高品質でグラフィックやチェス盤のデザインの豊富さでゲームを盛り上げてくれる。(評価:B)

・チェスを直感操作で本物のボードゲームで現実に遊んでいるようにプレイできるのは充実度もあり、とても良い。

・チェス盤の種類も豊富で、現実で買いそろえたら結構な値段がしそうなオシャレなデザインからゴツくてっカッコいい見た目まで様々な種類があり、何度も楽しめる。

独自性・新規性:VRゲームでチェスを扱うゲームは多く、独自性を見出すことはできなかった。(評価:E)

特になし

VR酔い:定点でのプレイが主体、酔いはほぼ感じられない。(評価:A)

振動:該当現象がほぼ発生しなかった
回転:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
明滅:該当現象がほぼ発生しなかった
加減速:該当現象がほぼ発生しなかった
移動:現象発生時、酔いを感じる場面が多く、プレイに支障が出た
画面切り替え:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた

押さえておくべきポイント:チェスという古典的なボードゲームを高品質なグラフィックとテクノロジーでリブートするユニークな試みではある。

本作は戦術的なストラテジーゲームの元祖とも呼べるチェスを高品質なグラフィックで遊ぶことのできるパソコンゲーム。

もともとは非VRのゲームタイトルだったが、アップデートでVRに対応し、モーションコントローラーを使ってチェスの駒を掴んで置くという動作で直感的にプレイできる。

体感価値はボードゲームのチェスをボードを用意しないで、遊べる点や、非VRバージョンとのクロスプレイが可能な点、充実のオンライン対戦やボードや駒のデザインの豊富さなどなど、高水準のチェスゲームだといえ、steamに並ぶチェスのゲームの中ではトップクラスの完成度だといえそうです。

しかしながら、VR化して間もないのか、体感性が非常に悪く、全体の評価を引っ張ってしまっている印象を受けてしまいました。

改善すべき点を挙げるならば、グラフィックがPCモニターで遊ぶときと同等の高いグラフィックをそのままVRにしただけなのか、遠近感や処理遅れによるフレームレート低下など、違和感を感じ、気になる点が多くありました。

プレイヤーはほぼ移動せず、座った状態かつ上半身の動く範囲でプレイするので、酔いはほとんど感じられなかった。ただ、急な視点の移動を意識的に行うと、違和感によりやや酔う可能性がある。

この点は、VR向けのチューニングをし直したり、グラフィック設定を微細に行うことで改善でき、そうなれば違和感を感じることなく長時間プレイを楽しめそうです。

そのほかにはメニュー画面やUIも非VR時の時と全く一緒で、平面的なメニュー画面は没入感を損なう演出だと感じました、例に挙げるなら大人気のVRゲーム「Job Simulator」の様にメニュー画面もゲーム選択もオブジェクト化し、掴んで投げたりするようなインタラクションがあるメニュー画面にするだけでも高い没入感でゲームに入る込むことが出来るのではないかと感じました。

独自性は、「Tabletop Simulator」や「AltspaceVR」でもVRでボードゲームやチェスなどを遊べ、こちらの方がVRコンテンツとしては完成度も高く、本作ではポジティブな独自性を見出すことはできませんでした。

総評としては、非VRゲームとしてリリースされた時からアップデートでVRに対応した経緯をもつ本作なので、ゲームとしてはハイレベル、VRコンテンツとしてはまだプリミティブな作品だという印象を感じた。

VRコンテンツとしてもヒットを狙い、さらなるセールスを狙いたいのであれば、VRにはVR向けのグラフィックスの設定が必要だろう。

筆者の感想

VRでも楽しめるチェスのゲームです!チェスのルールが良く分かっていない筆者でも駒の動かせる場所に盤面でカラーリングされわかりやすく表示されるので何とかプレイできました。

プレイ前のメニュー画面やチェスプレイ時のグラフィックのヨレやカクつきなど、もともとパソコンのモニターで楽しむ用のPCゲームだった名残を多く感じました。

PCゲームとしては非常にグラフィックのレベルも高かったので期待できたのですが、VR向けのチューニングが不十分で無理やりVR対応にしただけという印象を強く感じました。

率直な筆者の気持ちでいえばこれを遊ぶぐらいなら、AltspaceVRのボードゲームをオンラインのプレイヤーと遊んだほうが没入感もありたのしいなと思います。

しかし、PC画面でも楽しんでみたところ、こちらは非常に出来が良く、チェスの駒や盤面のデザインが多い点など飽きずに遊べる演出ややり込み要素があり長く遊べるタイトルであることは間違いないと思います。

マーケット状況

Steam

リリース当日執筆当日
レビュー数32(好評25不評7)40(好評29不評11)

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1ch

Writer:1ch フラッシュ黄金期にゲームや映像に魅せられ、趣味でバンドのミュージックビデオや映像を作成しながら音楽も作っていたりしています。 芸術、文化、社会的な側面からVRという新媒体を見守り、新しい情報やゲームを紹介していきます。

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