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【HTC VIVE/Oculus】Downward Spiral: Prologue~美麗グラフィックでゼログラビティ体験!クロスモダール現象の演出で体感が格段に上がるだろう

      2017/05/16

総合評価:B

タイトルDownward Spiral: Prologue (ダウウンワード スパイラル: プロローグ)
ハードウェアOculus Rift, HTC VIVE
提供元3rd Eye Studios Oy LTD
ジャンルアドベンチャー
マネタイズ980円(売り切り型(追加課金なし))
配信先このアプリをダウンロードしにいく

Downward Spiral: Prologue (ダウウンワード スパイラル: プロローグ)ゲーム画像

体感性:トラッキングの不安定さがプレイの要となる手の位置に影響してしまい操作しにくさを生んでいる(評価:D)

・静かな宇宙船内部では、自分の宇宙服の素材がこすれて出る音や、ラジオのノイズのような効果音、スイッチを押す音やドアを開ける音などが効果的に演出されていた。また、船外へ出てからの戦闘シーン、爆発シーンなども宇宙での体験をより高めるために役立っていた。

・度々画面等に自分が映し出されることにより、VR内での自分の状態や設定を認識することにつながり、より体感が高まった。

・コントローラーを握りトリガーを引くことによりプレイヤーは手で壁やオブジェクトをつかむことができ無重力空間を移動することが可能なのだが、その際にトラッキングの不安定さから、自分自身や手が床の高さより下や、壁の向こうにすり抜けてしまい、位置が大幅にずれ操作をする上での違和感を感じてしまうことが度々あった。

・コントローラーに対するトラッキングが不安定なため手がありえない方向を向いてしまったり、操作の際に思うように動かず、フラストレーションを感じてしまう場面がよくあった。

・移動の際、トラッキング不良から、位置が動作とずれてしまったり、進むスピードが不安定になってしまうことにより、VR酔いを感じることがあった。

体感価値:70年代SFスタイルをイメージしてデザインされた宇宙船内を手だけで探索していく体験が非日常的(評価:B)

・手だけで壁や手すりをつかんで進んでいく、思うように行かない体感が未体験のゼログラビティ空間をイメージさせてくれた。

・「2001年宇宙の旅」を髣髴とさせる宇宙船内のインテリアやライトのデザインが魅力的。無重力的な体感とあいまって、宇宙船の探索を楽しく印象的なものにしている。

・マルチプレイヤーモードで友人と協力して謎解きをしたり、オンラインで他のプレイヤーとデスマッチを楽しむこともできる。

・移動の際に発生する酔いを改善することによって、ゼログラビティの体感が高まるだろう。

独自性・新規性:移動した際のSEや触感フィードバックがクロスモーダル現象が伴う体感につながっていない(評価:C)

・広い空間で壁や障害物つかだり、押した反動で移動していく手に頼った移動手段が日常ではありえない体験で、新規性を感じた。

・グラフィックとSEと触感フィードバックを活かしたVRならではのクロスモーダル現象による浮遊感や移動の体感は得ることができなかった。

VR酔い:移動で違和感が発生している。(評価:B)

振動:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
回転:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
明滅:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた
加減速:該当現象がほぼ発生しなかった
移動:現象発生時、若干違和感を感じたが、ある程度快適にプレイできた
画面切り替え:現象発生時、酔いは全く感じられず、快適にプレイできた

押さえておくべきポイント:ゲーム内容の短さとトラッキングの甘さがあるものの新鮮な体験が好評、VRで行く2001年宇宙の旅

70年代SFスタイルにデザインされた、2001年宇宙の旅を髣髴とさせる宇宙船を舞台になぞを解きながら進んでいくアドベンチャーゲーム。

広い宇宙船内の探索を楽しんだ後は、外に出て自由に飛び回るドローンのような物体とのFPS、素早く動き回る敵だが、シンプルな操作でスムーズに戦うことができる。

残念なのはトラッキングが不安定なために、手の位置がありえない方向を向いたり、体の位置が床に埋もれてしまい、没入を妨げてしまったり、酔いにつながってしまう要素になってしまっている点。

空間内の物体を掴みながら移動をするが、多少違和感を感じている。

意図しない動きにもなりやすく、移動全般で違和感があるようだ。

また、手で壁やオブジェクトをつかんだり押したりして進んでいくことがゼログラビティ状態を疑似体験することにつながっているものの、グラフィックとSEと触感フィードバックによるクロスモーダル現象で宇宙を遊泳するような体感は得ることができなかった。

Steamではゲーム内容が10~20分で終わってしまうことに対しての不満が多く聞かれた。

移動する際にクロスモダール効果を得られ、トラッキングの安定による操作性の改善が行われれば、プレイヤーの宇宙の旅はさらに満足度の高いすばらしい体験になるだろう。

筆者の感想

徹底した70年代SFデザインの宇宙船内を探索できる体験は、憧れの映画の世界に迷い込んだようでとても嬉しかった。

そして船内のデザインや飛び交う敵、また鏡に映る自分自身などグラフィック印象的で非常に美しくクオリティの高さを感じた。

中に浮く塵に光があたって反射するシーンや、手を握り締めたときの空間を感じるSEなど特に記憶に残るシーンシーンもあった。

トラッキングの不安定さによって、要になる手がコントロールしにくかったことにより、探索への意欲や没入が妨げられて、現実に戻ってしまいそうになる点が残念だったが、ゼログラビティ体験は新鮮で有意義な時間が過ごすことができた。

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Writer:anthony10000000 VRによって得られる没入感と満足感は想像以上、これからどんな体験ができるのか役立つ情報をここからシェアしていきたいと思っています。

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